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日常だらけ

日常だらけ

中央線でちらりと見かけた
浴衣姿のお嬢さんが
夏祭りが どこかであることを
知らせているだけだった

サンダル履きの中年女性
ジュースとスナックをほおばる
サッカー少年

子供たちは夏休みだと言うのに
どことなく
楽しげな風情も感じられず
雑然とした賑わいも感じなかった

学生の頃 
東京はあくせくした街だった
目を吊り上げて何かに追い立てられるように
みなが 右往左往していた

夜の街はギラギラと輝き
昼の街は華やかな色彩であふれていた
そんな頃があったのだ

今夜がことのほか蒸し暑いと言うわけでは
ないのだろうけれど
プラットホームの照明も
欠伸をかみ殺したような色だった

車内には喋り声一つ聞こえず
携帯を凝視する顔か
ねむそうに俯く
顔.顔.顔


けだるいと言う風でもなく
欲望を捨て去ったふうでもなく
なのに 色あせている
それとも 街が
ただ 年老いたというだけなのだろうか

何かが病み
何かが淀む
まとわりつくような湿気
7月最後の夜暮の風景が
日常だらけで疲れている
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堀口雪文

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