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彼岸会の終わりに

彼岸会の終わりに


子と別れた 母の話を聞いた

うつむいて語る言葉は 訥々と
午後の小春日和の 陽光となってふりそそぐ
「お墓に お花を飾ってきました.....」
あふれる言葉はに宙に散り
隠された惜念と愛情は胸に止まる 

「お仏壇に お膳もあげました.....」
虚空は聴く
突然の無常に 誰もが納得をしないまま
容赦なく寂寞を刻む時を 黙然と恨みながら
行き場のない悲しみを
噛み締めて繰り返される
過去の思い出ばなし


母に 会いにきた息子は
白昼夢の中で微笑んでいたと言う

それが うつつであったのか 幻しであったのか
わき上がる 気遣いの思いに 
問いかけの言葉をのみこんだ 
彼岸会さいごの日
少し色あせた障子の隙間から
部屋に漏れ射す日に ふと目をやる 
年老いて残された父と母

彼等の息子はいつまでも
年老いることなく光の中に立っている





 
2010年3月彼岸に筆
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